NPO法人ブリッジ・フォー・ピース(BFP)の公式blogです。
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現役大学生が企画する「過去の戦争から未来を考える」ワークショップ
 「戦争体験者のメッセージ記録とワークショップを通して過去と向き合う。未来に向けて、今私たちにできるのは…アジアと日本、若者と戦争を知る世代をつなぎ、懸け橋を築いていくこと。」

これは、私たちブリッジ・フォー・ピースのミッションであり、創設以来、活動の根本に流れていた私たちの思いです。この思いは、創設者の神直子さんから生まれ、さまざまな活動を通して90代から下は10代まで、ブリッジ・フォー・ピースに関わってきた沢山の人々の中に伝播し、脈々と息づいています。

先日、BFPでも大変お世話になり、元少年兵として数々の貴重な証言を私たちに残してくださった猪熊得郎さんが永眠されました。大変悲しいお知らせでした。そこで、猪熊さんの追悼とともに、「戦争を知る世代」から「戦争を知らない世代」へとバトンを受け継ぐために、若い世代が何かできないだろうか、と考え、「現役大学生が企画する『過去の戦争から未来を考える』BFPワークショップ」を開催することになりました。



私たち大学生メンバーでのビデオを中心としたワークショップとなっており、未来を担う学生の視点から過去を見つめ未来を考えていく充実した内容を企画しております。BFPの活動として、実際にフィリピンで戦争経験者の皆様からお話を聞いた大学生も参加します。皆で語り合い、よい未来を創るためのスタート地点にしませんか。もちろん、学生以外の一般の方のご参加もお待ちしております。経験豊富な皆様のお話を聞けて、学生にとっても貴重な機会にもなるのではないでしょうか。

日 時:12月4日(日) 13時30分〜16時
場 所:立教大学池袋キャンパス(東京都豊島区西池袋3-34-1)
    9号館地下 B01教室
参加費:学生500円  一般1000円
主 催:NPO法人ブリッジ・フォー・ピース

詳細&お申し込みはコチラ


| イベントのお知らせ&レポート | 22:14 | comments(0) | - | pookmark |
96歳の元学徒兵を囲むBFPワークショップ
BFPの支援者でもある岩井忠正さん(96才)は、戦争に疑問を持ちながらも学徒出陣で、「回天」そして「伏龍」という二つの「特攻」を体験し、紙一重の幸運で生き残ることができた方です。

当時の教育について、そして今また、あの戦争の時代につながる空気に危機感を感じると話しておられます。
車椅子ですが、とてもお元気な岩井さんの体験を聴き、語り合いませんか。
ご参加お待ちしています。

日時: 2016年11月20日(日) 13:30〜16:00
会場: JICA 地球ひろば 202A 会議室
https://www.jica.go.jp/hiroba/about/map/index.html
(*東京メトロ有楽町線市ヶ谷駅から出口6番のDNP(大日本印刷)脇から保険会館方向へ歩くと、坂道がゆるやかで楽です)

内容: ビデオの上映、岩井さんの体験談と交流

参加費: 一般1000円 学生500円

お申し込みはこちら
http://bridgeforpeace.jp/primary/20161120/


| イベントのお知らせ&レポート | 22:38 | comments(0) | - | pookmark |
満州で数奇な青春時代を体験されたご夫婦の証言
昨日、89歳と94歳のご夫婦のところへ取材に行ってきました。

満蒙開拓団を経て従軍看護婦になった経験、満州関東軍から中国共産党軍へ入隊することになった経験。お二人それぞれの数奇な人生に、ついてゆくのが精一杯でした。

お子さんにもあまり話していないというご夫婦は
「若い人たちに聞いてもらいたいと思っていた。こんな人生があったことも知ってほしい」
と締めくくられました。

そして、本棚から書籍を取り出し、「持っていっていいよ」と本をくださいました。...


これまで、BFPで満蒙開拓団の話を伺ったり、残留兵の話に触れたことはありましたが、今回さらに深く知る機会となりました。生々しい当時の悲惨な状況も語ってくださる様子から、次世代に伝えていってほしい、という気持ちをひしひしと感じました。

戦争体験者の方々の気持ちをしっかりと受け止め、きちんと記録し、ビデオ・メッセージとして届ける。
「過去の戦争を知り、未来のかたちを考えるきっかけをつくる」ということの意義とその重さを、戦争体験者が少なくなる中、最近改めて噛み締めています。

お話を聞かせてくださったOご夫妻、そして紹介してくださったKさんに感謝の念はつきません。
活動でしっかりと恩返しをしていきたいと思います。
| 取材-満蒙開拓団 | 22:36 | comments(0) | - | pookmark |
立命館大学と龍谷大学での授業
継続して毎年BFPにワークショップ授業を依頼してくださる学校があります。
9月の甲南中学校もそうでしたし、今月お邪魔した立命館大学と龍谷大学もそうです。



立命館大では2コマ合計180分、平和学入門のクラスで。

龍谷大学では、国際福祉を学ぶ学生さん達でした。

短い時間ではありますが、何か心に残るものが少しでもあれば、といつも精一杯お話させて頂いています。

このような機会を頂くことができ、本当に有難い事とご依頼くださる先生方への感謝の念は尽きません。

お気持ちに応えられるよう、戦争体験者の方々の代弁が少しでもできるよう、益々頑張っていきたいと思っています。
| BFP日々の出来事 | 21:25 | comments(0) | - | pookmark |
9/25 沖松信夫さんの戦争体験を聴くワークショップ @専修大学
真夏日に逆戻りしたような日曜日の昼下がり、専修大学神田キャンパスで
沖松信夫さん(91歳)の戦争体験をお聴きしました。

沖松さんは1925年、広島県呉市に生まれ、小学校へ入った年に日中戦争が始まり、
中学へ入学した年には盧溝橋事件、アジア太平洋戦争が始まった1941年に、
陸軍予科士官学校へ入学。戦争の時代とともに生きてきた世代です。
小学校の教育は徹底した皇国史観教育で、軍人になって、国のため、天皇のために
死ぬことが日本人として最高の生き方、死に方と教えられていました。

沖松さんは1945年 8 月15日に沖縄に集結するアメリカ艦隊への
体当たり出撃を命じられていました。当時20歳。ショックで眠れな
かったといいます。動く戦艦に突入して爆弾を落とすのは大変難しく
何度も突入訓練を繰り返しました。
前日の14日に突然中止命令が出て命拾いしましたが、あと1日戦争が長引いたら
なかった命でした。人の命を兵器にした非人道的作戦への怒りを込め、
体験を話し続けています。




【石黒さんの感想】

久しぶりのワークショップ参加、本日は沖松さんのお話を聞くことができました。
20人もの方が足を運んでくださり、全員で沖松さんの話に聞き入っていました。
特攻に行く予定だった前日の心境を聞き、やはり最後に思うのは天皇ではなく母のこと。
日常を過ごせるのが一番幸せだとのことでした。戦争で亡くなった全ての人に家族がいて、
母がいたと思うと、どれだけ多くの人を不幸にしたのだろうと胸が痛みました。
また、作文用紙の先生のコメントに、「前進せよ、陛下のために死ね」と書いてあり、
当時の狂った世の中の様子が伺えました。

このような事実は私達若い世代が必ず語り継いでいかなくてはならない、
そう強く思える1日でした。4人もの大学生が来てくれ、若い世代にも関心が高まっていると
感じました.



写真:沖松さんの小学校時代の作文

【参加者からの感想】

●もっとお話を聞きたい内容でした。
●「戦争と人権」の人権の部分をもっと知りたい。
●私の母は東京大空襲を逃げ延びた人です。母以外の生の戦争体験を聞かねばならないと
 強く思い参加しました。
●本日もお話ありがとうございました。今日、特に印象に残ったのは、沖松さんの
 中学生の頃の作文で、先生のコメントが「前進しろ、天皇のために死ね」という
コメントを残していたことでした。自由な考えを発言することができない時代、
社会であったことを感じ、とても怖く感じました。また、海軍で暴力が多かったと
いうことも意外でした。
 ドラマなどで陸軍の方が多いイメージがありました。

●貴重な機会を提供していただいてありがとうございました。軍人教育が実際に人々の中に
 浸透していたんだなと感じ、その教育がされていた証の作文を見せていただいて本当に
 驚きました。特攻隊になったとわかった時に最初に感じたことが母親の心配であったこと
 を聞き、いつの時代も親や家族の存在は偉大なんだなと思いました。



【写真】沖松さんが乗っていた「百式重爆撃機」(中島飛行機製作所製)
8人乗りだが、4名での出撃予定だった。

●本日は参加させていただきありがとうございました。戦争の体験という生の貴重な声を
 聞くことができ、来て良かったという思いで一杯です。年々、このような機会が少なく
 なってきていると感じているので、一回一回を大切にしていきたいと思っています。
 本や又聞きでは分からないことも多々あるので、今後も参加させていただきたいと
 考えています。ありがとうございました。

●皇国史観を精神的支柱にしたのが間違っていたというご意見が興味深かったです。
 ヒトラーと明治憲法が同じ生まれというのが大変興味深い。

●生の体験、感想を聞けて、興味を持って理解できた。皇国史観が間違いということ
 はよく理解できる。

●戦争体験者はどんどん少なくなっていく中、このような貴重な機会をいただき、
 ありがとうございました。大変勉強になりました。

★ご参加いただいた皆さま、
会場を提供してくださった専修大学の長谷川さん、ありがとうございました!
(斉藤由美子)


| BFP日々の出来事 | 16:35 | comments(0) | - | pookmark |
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