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元兵士の方々との交流
先週末、上映会で京都に足をのばしたので、ずっと再訪を約束していた元兵士の方を訪ねようと思い立ちました。兵庫にお住まいの90歳の方で、文通を続け、つい最近は作った野菜を送ってくださったりもしていました。

「週末お邪魔してもいいですか?」
という私の突然の電話に、
「いいよ、いいよ」
と即答をしてくださったTさん。

そうして迎えた当日は、駅で電車が着くのをぴしっと背筋を伸ばして待っていてくださっていました。戦争体験のある弟さんまで呼んでくださっており、美味しいお菓子や沢山のご馳走が並ぶ昼食を頂きながら、戦争のお話を聞かせてくださいました。
08.12.7
*帰りには、軒先で乾燥させていた小豆を持たせてくださいました。

「あの時、悪いことしてない人なんていなかったよねぇ。
死にそうな人や、また死んだ兵隊の私物を盗って、それで何とか生き延びたんだから。生き残った人は、そうやって帰ってきた人ばかりじゃないかな」

その言葉に、京都での集会後の懇親会で、遺族の方が放った言葉を私は思い出していました。
「生き残った人は、きちんと何があったかを話してほしい」と。

遺族の方の気持ちが十分私にも分かる反面、そうやって生き残った兵士達はそれを当事者に言うのは勇気がいることと思います。私のような戦後世代にだからこそ、「言える」ということがあるかもしれません。

生き残った彼らもまた、飢えに苦しんでいた一兵隊だったのですから。将校クラスの方々でさえ、彼らに向けられる責任追及の声を前に「じゃあ、本当にあの戦争を始めたのは誰だったのかと問いたい」と真顔で反論されることがあります。

一体誰に責任があったのか。何だったのか。
今一度、客観的なところで議論する必要があると感じています。確かに、命令を下した側、手を下した側、色々な立場はあることでしょう。犯人探しという不幸な結末を迎えるということ。このこと事態が、戦争の根源にある悪であると感じます。そして今もなお、責任問題が語られ続け、戦後世代の間では「いつまで謝り続ければいいんだ」という声もあがっています。

この事について、最近よく考えます。
そして戦争を継承しようとする姿勢がないことも、また戦争ということへの責任逃れをする世代を生み出しているように感じています。どこかで、この負の連鎖を止めないといけない。そう強く感じています。
| 取材-フィリピン戦 | 10:52 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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