2012年1月22日、年明け初のBFPワークショップを開催いたしました。
「世代を超えるコトバ―コトバから言葉に紡ぎなおす歴史とこれから―」というタイトルのワークショップ。
風が冷たい日曜日でしたが、参加してくださった皆様、どうもありがとうございました。
会場は下北沢にあるワールドカフェ&バー INSTEP LIHGT さん。素敵な時間をありがとうございました!
そして今回はカンボジアを中心に東南アジア、そして3.11被災地の取材に取り組まれているフォトジャーナリストの安田菜津紀さんをゲストにお迎えし、BFPメンバーの潤間(ウルマ)との対談&グループワークという流れでした。
対談のテーマとなったことは、“伝えること”、特に戦争や3.11の震災を伝えるということを中心にお話しをしました。
震災も戦争も直接的で明白につながるものではないかもしれませんが、そこにいた/いる人から言葉を聴き、それを伝える、伝えられる、聴くということ、ぼくたちの行為に焦点があたりました。
“伝える”とはどういうことなのか??
難しい問いかけですね。対談の中で印象的だったのは、伝えることは心のドアをノックし続けること、ということ。そして、伝えることは、たとえて言うなら種を蒔くこと、というお話でした。
安田さんのようなジャーナリストがぼくたちに蒔いた種、その種はぼくたち自身がリマインドすること、そして、心のドアをノックし続けられて、きっと花開くのだと思います。
花開くとき、それはきっと話を聞いたその人も、種の蒔き手となる時なんでしょう。ただ、種を一人で蒔こうとする必要はないと思います。花の種が偶然の風、遊びに来た虫たちによって運ばれるのと同じように、僕たちも偶然の力(きっとそれは話の流れという風)と誰かの力を借りながら、種を蒔くことができればそれでいいのだと思います。
そうやって、僕たちはモノゴトを伝えていて、そう、一人じゃなくてグループで、歴史をそして過去を現在の中に生かしていくのでしょう。
僕はそんなふうでありたいし、あってほしいな、って思いながら書いてみました。