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取材報告:大正14年生まれのKさん
今年度から愛知県でもワークショップ等を広めているのはお伝えしている通りですが、少しずつ取材も広げています。先日は、対象14年生まれのKさんにお話を伺うことが出来ました。なんと、Kさんは我が家のご近所さん。現在、自分が住む町から出兵された方だということもあり、どの話も大変興味深く聞かせて頂きました。 特に、出兵にあたり花火があがったという話はこれまで聞いたことがなかったので、この山奥の村でそういう送り出し方があったのかともっと調べてみたくなりました。 

見送りの際、お父様から
「捕虜になるなら、舌を噛んで死ねよ」
といわれたそうです。それほどまで、生きて虜囚の辱めを受けずという精神が浸透していたのかと空恐ろしくなりました。当時の親心を思うと、胸がつまります。

次に伺った軍隊生活の話は、BFP会員であり、元少年兵の猪熊得郎さんが書いてくださった『戦争の作られ方』(1冊500円でお分けしています)の内容と合致する部分が多く、特にそれを実際に見せてくださったので、当時の様子がいっそうよくわかりました。具体的には、制裁のための往復ビンタ。セミ、うぐいす自転車などの話を実演交えて語ってくださいました(詳しくは、『戦争の作られ方』93ページをご参照ください

そして、このことを通して
「軍隊、軍人精神が叩き込まれた。戦争へ行っても度胸が決まった」
と真顔で語ってくださった様子が忘れられません。

シベリア抑留については、あまりにも悲惨な体験だったためか詳細について話してくださるよりも、「これ読んで」と本を貸してくださったことが印象的でした。貸してくださった『ドキュメント シベリア抑留』白井久也(岩波書店)には、たくさんの付箋がついています。これから、しっかり読みたいと思います。

現地の方との交流がほとんどなかったので、メッセージを頂くことは出来ませんでしたが、こんな小さな村からも戦争へ行った方がいる…という実感をもつことが出来た1日となりました。

そして翌朝、我が家をKさんが急に訪問。
「昨日話したことだけど…」と前置きされ、話してくださった部隊の数にあやまりがあったと訂正していかれました。話してくださる皆様がどれだけ、ご自分の発言に慎重に真剣になっておられるのか。改めて考えさせられました。

受け止める私たちも、1回1回の取材を真剣に取り組んでいきたいと襟を正す思いになりました。Kさん、ありがとうございました。そしてご紹介くださったSさん、心よりお礼申し上げます。
| 元日本兵インタビュー&交流 | 21:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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