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12/4 現役大学生が企画する「過去の戦争から未来を考えるワークショップ」@立教大学

立派な二つのクリスマスツリーが出迎えてくれた立教大学。
模試があり、多くの学生が行き交う中で「過去の戦争から未来を考えるワークショップ」のために、BFP会員含め20人以上の参加者が集まってくれました。
この企画をすることになったきっかけは9月に永眠されたBFP会員であり元少年兵の猪熊徳郎さんの願いでした。数々の貴重な証言を残してくださった猪熊さんは「二度と戦争が繰り返されないために、若い世代にこそ知ってもらいたい」と仰ってくれていました。その意思を継ぐため、BFPの学生が若い世代を対象としたワークショップを開くこととなりました。その願いの通り、沢山の若い世代の方たちが足を運んでくださり、充実したワークショップにすることができました。

自己紹介やアイスブレークが終わった後は忙しい中駆けつけてくださった猪熊さんの息子様から少しの時間お話を頂きました。「父の思いを組む若い世代にこれから頑張ってもらいたい」というメッセージに、もっと頑張らなくてはと強く思いました。

その後は加害を与えた元兵士の思いが詰まっている「元日本軍兵士の心の澱」を観てもらい、ワークシートに沿った意見交換をしてもらいました。

 

アイスブレークで場の雰囲気を和ませる西川君!

 

○「元日本軍兵士の心の澱」を観て、ワークシートに沿った意見交換での意見

質問1:もしあなたが元日本兵であったら、戦争体験を話すべきだと思いますか?また、話せると思いますか?理由も含めて答えてください。

・話すべきではあるが話せる自信がない。ビデオであったように、ほかの人からはいい夫でありたいしいい家族でありたい。

・話せる自信はない。今話せている人は他の人からの目線よりも「戦争は二度と起こしてはいけない」という思いのほうが強い人。

・元日本兵という立場がどうしても想像できないが、私たちの立場としては話して欲しい。

・話すべきだと思うが、話せるか問われると即答は難しい。思い出すだけで心の中がぐちゃぐちゃになって罪悪感や後悔、悲しみや辛さでいっぱいになる。そんなことができてしまった自分への怒り、自分を変えた国への怒りがある。

 

質問2:もしあなたが元日本兵であったら、約30年後の戦後100年、どのような世の中になることを望むと思いますか?

・世界から武器や兵器がなくなり、戦争のない世界を望みます。過去の歴史から、元兵士の公開や辛い涙から学び、平和に解決していける世界になってほしい。

・自らが体験したようなことが二度とない世界。

・ほぼすべての人が戦争の悲惨さ、残酷さを知る世界

・戦争の記録が人の語りと映像によって受け継がれていってほしい。

・平和を人々がつくりだしていける、つくりだし続けられる世の中であるように。

 

「元日本軍兵士の心の澱」を上映する金子さん!

 

「元日本軍兵士の心の澱」を観て、休憩をはさんだ後には、いつもBFPで流している映像を見てもらい、ワークにそった意見交換。

○被害と加害双方の体験の映像を観て、ワークシートに沿った意見交換での意見

 

質問1:もしあなたが日本から侵略戦争の被害を受けたフィリピン人の立場であったら、今の日本に対してどのような感情を持つと思いますか?

・日本人がかつてフィリピンで何をしたか、それを今の日本人はどれくらい知っているか問いただしたい。

・日本への怒りや憎しみと同時に、生活の中に日本がある戸惑い。日本人に罪の意識があるのか、日本の若者が知らないことへのやるせなさ。

・日本人は当事者意識を持っているのかという疑惑。

・ビデオの方々のように前に進めるかがわからない。

・日本人が加害の事実を学んでいないことに対して非常に残念に思う。

 

質問2:もしあなたが日本から侵略戦争の被害を受けたフィリピン人の立場であったら、どんな未来を望み、今の日本の若者にどんな行動をしてほしいと思いますか?

・もう二度と武器を持ってフィリピンの土を踏まないでほしい。かつ、過去のことを知ってほしい。

・過去の戦争の実相についてきちんと知ってほしい。歴史から学び、戦争のない世界に向かってほしい。

・フィリピン人の視点も含め、戦争の記憶・記録の継承。歴史が繰り返されぬよう国際理解、またはそれに興味をもつこと。

・過去に行ったことを忘れてほしくない。話し合いなどで気持ちを橋渡し。

 

BFP映像を流す石黒!

 

話し合いをうま〜くまとめる杉原さん!

 

最後は、このワークショップを通してどのような未来であってほしいか、または自分がどんなことをしたいかをパネルに書き、みなさんに決意してもらいました!

 

・西川君の感想

同じ世代の多くの方々に足を運んでいただいたことが何より嬉しかったです。改めて、私たちにできることはなにかを考えることができた有意義な時間でした。ありがとうございました。

・金子さんの感想

同世代から大人まで、幅広い年齢層と様々な経験を持つ人たちでの討議で、たくさんの意見が交換できて実りあるものになったと実感しています。ワークショップを企画する立場でありましたが、学ぶものがたくさんあり、自分の勉強不足をひしひしと感じ刺激をたくさんもらいました。
今回のワークショップが、皆で最後に「決意パネル」に描いた未来を実現できるためのきっかけになっていたらと願うばかりです。
ありがとうございました。

・杉原さんの感想

ワークショップのテーマは重いものではありましたが、楽しかったというのが一番の感想です。
普段交流することのないような人と未来志向で戦争について意見交換することができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
| BFP日々の出来事 | 23:27 | comments(0) | - | pookmark |
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