NPO法人ブリッジ・フォー・ピース(BFP)の公式blogです。
ここに記載される会員もしくは参加者の見方や考え方は、必ずしもBFPを代表するものではありません。
個人の自由な想いを尊重して運営しています。
Copyright(C) 2005-2015 Bridge for Peace All rights reserved.

<< 12/4 現役大学生が企画する「過去の戦争から未来を考えるワークショップ」@立教大学 | main | 猪熊さんに背中を押されて〜「うたがたりコンサート」@北区 >>
11/10ワークショップ授業@早稲田大学

ブログでのご報告が遅くなってしまいましたが、11月10日(木)に早稲田大学でワークショップ授業を行いました。

参加したのは、数々のワークショップをこなしてきた斉藤由美子さんと、学生メンバーの頼れる先輩、石黒秀明さん、そして私、金子聖奈です。

 

今回は、従来ずっと使われていたアイスブレイク用の「フィリピンクイズ」のパワーポイントデータに、私が今まで何度かフィリピンにホームステイしたり、BFPとして訪れたりしたりしたときに撮った写真を組み合わせ、フィリピンについての知識をより深く理解してもらえるよう工夫してみました。そのPPTを使うことはもちろん、ワークショップ授業自体わたしには初めてのことで、アイスブレイク担当の私はひやひやでした…。

なんとかアイスブレイクで学生の皆さんの関心を集めることができたかな?というときに、石黒さんにバトンタッチし、石黒さんが授業の中心部分を担当してくださいました。

ビデオを見て、ワークシートに自分が考えたことを書いてもらいながらグループ討議。

皆さんが本当に真剣にビデオを見て、グループ討議を行ってくれて、とても嬉しかったです。

また、由美子さんが途中で慰安婦の話を織り交ぜてくださり、慰安婦問題に関心を示した学生さんも少なくありませんでした。

各グループではレベルの高い活発な意見交換がされていて、私たちもハッと気づかされる意見がたくさん出ていました。

 

・「天皇万歳」と言ってなくなる兵隊がほとんどいなかったというのは意外だった。

・慰安婦の方に取材した映像も見たい。

・聞き手の存在が大切だが、戦後70年以上たって当時と同じ思いを共有することが難しくなっている。

・戦争は過去のことだが、怒りや無念は伝えていかなくてはならない。先に進むために、許しとのバランスも大切だ。

・「聞く人がいない」という言葉に対して、語られない事実があることは聞かない側に責任があることを実感した。そして伝えていく義務があると実感した。

・日本軍の残虐な行為を知らない世代としての私たちにとってワークショップの意義があった。

・日本と米露のような、日本が被害者としてあった面も存在するので、そのような国と被害者として交流を持つことも必要なことではないか?

・最近の戦争を扱ったフィクションは映像がきれいだったり登場人物がかっこよかったり、お話が美化されていたりと、戦争の認識のうえで危険な面があると意識すべきだ。

・ビデオの内容を学校の授業で触れることは少ない。自主的に知ろうとしないと学ぶ機会がないのはおかしい。

・本当にフィリピンでの日本の行動がないことの重大さを感じた。

・(日本兵が)自分のしたことを真正面から思い出して話すのは大切な家族には大切だからこそなおさら不可能だ

・BFPの活動を聞いて、被害者・加害者という枠を超えてお互いの言葉を聞き、感じることが大切なのではないかと思った。

・メディアで伝えられる戦争はあくまで被害者側で、加害者である面があまり出されていないという事実を初めて実感として認識した。

 

たくさんの貴重な意見が出ていて、載せきれません。

今回改めて思ったのは、「伝えること」そして「境界を超えること」。

こうしてワークショップを通して「伝える」活動をするのは初めてでしたが、中には涙をにじませながら聞いてくれた学生さんもいらっしゃって、一生懸命「伝えれ」ば、「伝わる」のだと思いました。その印象の大きさの大小は問題ではなくて、今回の授業で出会った学生さんたちの心に少しでも残っていてくれれば十分だな、と思いました。

 

加害者/被害者という枠(境界)を超えてお互いの言葉を聞く、という意見が出ていましたが、私も本当にそう思います。そして、私は「戦争を知る世代」と「戦争を知らない世代」の境界も越えなければならないと思います。私たちがこうして戦争経験を被害・加害と多角的に知っていきながら、同時に後世に伝えていく義務もある。それには、「戦争を知らない」と居直らず、話を聞くことでその戦争を遠いむかしの出来事だと思わないこと。そういう意味での「境界を超える」ことも大切なのかな、と思います。

 

長くなってしまいましたが、早稲田大学の学生さん、ありがとうございました。

そして私たちブリッジ・フォー・ピースを授業に招いてくださった豊田真穂先生、学生メンバーによる授業ということで至らない点も多々ありましたが、私たちもとても良い経験ができたと思います。本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

| BFP日々の出来事 | 18:57 | comments(0) | - | pookmark |
コメント
コメントする









CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< August 2017 >>
LINKS
RECOMMEND
私たちが戦後の責任を受けとめる30の視点
私たちが戦後の責任を受けとめる30の視点 (JUGEMレビュー »)

BFPとしても2章書かせて頂いています。ご覧頂けると嬉しいです。
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
PROFILE