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【岩井忠正さんをお招きして】11/20(日)ワークショップ

11月20日(日)、JICA地球ひろばにてBFPワークショップを開催しました。
今回はBFPの長年の支援者でもいてくださっている元日本兵の岩井忠正さんにお越しいただき、お話を伺うことができました。

岩井さんは御年96歳。
1920年熊本市に生まれ、大連育ちです。
1941年、太平洋戦争がはじまった当時は戦争に疑問を持ちながらも勉学に励み、
情勢が悪化し徴兵猶予が廃止になった1943年にはついに海軍へ入隊されました。
翌年11月には人間魚雷「回天」、終戦間際に「伏竜」という二つの特攻を体験された方です。

学徒出陣の実態や、「回天隊」、「伏竜隊」とはどんなものであったのか、
そして岩井さんご自身がどのような気持ちで当時を生きていらっしゃったのかということを
詳しく伺うことができました。

何度か命の危機を潜り抜け、ここまで生きてきてくださった岩井さん。

当時、「忠君愛国」の「軍人精神」に皆が燃えていたのか?・・
否、皆が皆そうであったとは言えないのではないか・・
時の大きな流れに、「どうせ一人だけ抵抗しても」という屈服と妥協が自分にあったのだ、と話された岩井さん。
「自分たちを同じ過ちを繰り返してほしくないからこうして話すことにしている」という岩井さんの言葉が
胸にずんと響きました。

そんな、元日本兵の方々、戦争体験者の方々の思いを聞かせて頂くことができた自分。
しっかりと受け止め、“戦後世代”の私たちは過去を知り、向き合い、未来を考えていかなくてはならないと、
気持ちを新たにすることができました。





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

***<参加者のみなさんからお寄せいただいた感想を一部ご紹介します。>***

・元学徒兵の方の生の声を聞ける機会はとても貴重でした。
・岩井さんのお話を聞いて、韓国人以外の視点から戦争を考えることができ、両者の思いを少し理解できた。
・もし特攻が成功していたら、子自身も大量に人を殺していたかもしれないという“特攻”の加害的側面を語られたことが、まず衝撃でした。
・今を生きている人たちに同じ失敗をしてほしくないというメッセージを常に心に留めて物事を考えたいと思った。
・様々な意見を聞けて良かった。
・岩井さんの運命を切り開く明るさに心が励まされました。


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個人的に心に残っている岩井さんのストーリーがあります。

岩井さんは、一年間大学に入るために浪人をされたそうです。
その一年間が岩井さんの人生にとってとても大切な時間だったと振り返られていた岩井さん。
たくさんの映画、特に洋画を観て、「物の見方はいろいろあるんだな、ということにその一年間で気が付くことができた」と仰っていました。

ひとつの社会の中に、たくさんの命が生きていて、たくさんの考え方、それぞれの見方がある。
そのことをしっかりと踏まえながら、多くの命が大切に尊重される社会を目指していけたらと思います。






 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のワークショップは、約20名の参加でした。
学生の方、韓国からの留学生、遠方からお越しくださった皆さま、
そして私たちのために貴重なお話をしてくださった岩井さん、共に来てくださった娘さんの直子さんに
改めて感謝いたします。

みなさま、どうもありがとうございました!

また次回のワークショップにもぜひお越しください。一同お待ちしております!

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