NPO法人ブリッジ・フォー・ピース(BFP)の公式blogです。
ここに記載される会員もしくは参加者の見方や考え方は、必ずしもBFPを代表するものではありません。
個人の自由な想いを尊重して運営しています。
Copyright(C) 2005-2015 Bridge for Peace All rights reserved.

今年もありがとうございました。良いお年をお迎えください。

今年も応援してくださり、誠にありがとうございました。

お陰様で戦争体験者を招いてのワークショップを開催したり、韓国から有識者の方々を招いてイベントを開催したり、盛りだくさんの一年となりました。

 

また、クリック募金のgooddoも定着してきており、なんとこの1年間で寄付総額は160,200円となりました!

クリックするだけで、BFPに寄付が届けられます。まだお試しでない方がいらっしゃいましたら、今後応援して頂けたら嬉しいです。

 

クリックはこちらからお願いします。

 

 

今年も本当にありがとうございました。 良いお年をお迎えください。

| BFP日々の出来事 | 16:52 | comments(0) | - | pookmark |
【岩井忠正さんをお招きして】11/20(日)ワークショップ

11月20日(日)、JICA地球ひろばにてBFPワークショップを開催しました。
今回はBFPの長年の支援者でもいてくださっている元日本兵の岩井忠正さんにお越しいただき、お話を伺うことができました。

岩井さんは御年96歳。
1920年熊本市に生まれ、大連育ちです。
1941年、太平洋戦争がはじまった当時は戦争に疑問を持ちながらも勉学に励み、
情勢が悪化し徴兵猶予が廃止になった1943年にはついに海軍へ入隊されました。
翌年11月には人間魚雷「回天」、終戦間際に「伏竜」という二つの特攻を体験された方です。

学徒出陣の実態や、「回天隊」、「伏竜隊」とはどんなものであったのか、
そして岩井さんご自身がどのような気持ちで当時を生きていらっしゃったのかということを
詳しく伺うことができました。

何度か命の危機を潜り抜け、ここまで生きてきてくださった岩井さん。

当時、「忠君愛国」の「軍人精神」に皆が燃えていたのか?・・
否、皆が皆そうであったとは言えないのではないか・・
時の大きな流れに、「どうせ一人だけ抵抗しても」という屈服と妥協が自分にあったのだ、と話された岩井さん。
「自分たちを同じ過ちを繰り返してほしくないからこうして話すことにしている」という岩井さんの言葉が
胸にずんと響きました。

そんな、元日本兵の方々、戦争体験者の方々の思いを聞かせて頂くことができた自分。
しっかりと受け止め、“戦後世代”の私たちは過去を知り、向き合い、未来を考えていかなくてはならないと、
気持ちを新たにすることができました。





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

***<参加者のみなさんからお寄せいただいた感想を一部ご紹介します。>***

・元学徒兵の方の生の声を聞ける機会はとても貴重でした。
・岩井さんのお話を聞いて、韓国人以外の視点から戦争を考えることができ、両者の思いを少し理解できた。
・もし特攻が成功していたら、子自身も大量に人を殺していたかもしれないという“特攻”の加害的側面を語られたことが、まず衝撃でした。
・今を生きている人たちに同じ失敗をしてほしくないというメッセージを常に心に留めて物事を考えたいと思った。
・様々な意見を聞けて良かった。
・岩井さんの運命を切り開く明るさに心が励まされました。


***************************************






 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

個人的に心に残っている岩井さんのストーリーがあります。

岩井さんは、一年間大学に入るために浪人をされたそうです。
その一年間が岩井さんの人生にとってとても大切な時間だったと振り返られていた岩井さん。
たくさんの映画、特に洋画を観て、「物の見方はいろいろあるんだな、ということにその一年間で気が付くことができた」と仰っていました。

ひとつの社会の中に、たくさんの命が生きていて、たくさんの考え方、それぞれの見方がある。
そのことをしっかりと踏まえながら、多くの命が大切に尊重される社会を目指していけたらと思います。






 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のワークショップは、約20名の参加でした。
学生の方、韓国からの留学生、遠方からお越しくださった皆さま、
そして私たちのために貴重なお話をしてくださった岩井さん、共に来てくださった娘さんの直子さんに
改めて感謝いたします。

みなさま、どうもありがとうございました!

また次回のワークショップにもぜひお越しください。一同お待ちしております!

| イベントのお知らせ&レポート | 09:09 | comments(0) | - | pookmark |
猪熊さんに背中を押されて〜「うたがたりコンサート」@北区
専修大学でのワークショップに来てくださっている栗田由起子さんから
お手紙をいただきました。

「猪熊さんのお話を聴いて、来月のコンサートで『別れのブルース』を歌うこと
にしました。
戦時中、淡谷のり子さんが慰問先でリクエストされた曲は『別れのブルース』や
『雨のブルース』で、軍歌ではなかったそうです。また淡谷さんが少年兵の前で
歌った時、歌っているときは泣かないことをポリシーにしていたけれども、
泣かずにはいられなかったというエピソードも残っています。

猪熊さんのお話を聞けたことで、少年兵の無念さや辛さを知りました。
最近は、別れのブルースは当時の人の心を伝えるのにふさわしいと思うように
なりました。

小さなことかもしれませんが、私も伝えるきっかけを作りたいと思っています。
このような気持ちになったのも猪熊さんのお話やブリッジ・フォー・ピースの
活動のおかげです。今後も応援し参加していきます。」



栗田由起子さん(左)と友人たち

秋冷の11月18日に小さいけれど、すてきな「うたがたりコンサート」を開き、
猪熊さんと少年兵たちについて語り、歌い、心にしみいる時間になりました。
栗田さん、ありがとうございました。
(斉藤由美子)
| BFP日々の出来事 | 17:47 | comments(0) | - | pookmark |
11/10ワークショップ授業@早稲田大学

ブログでのご報告が遅くなってしまいましたが、11月10日(木)に早稲田大学でワークショップ授業を行いました。

参加したのは、数々のワークショップをこなしてきた斉藤由美子さんと、学生メンバーの頼れる先輩、石黒秀明さん、そして私、金子聖奈です。

 

今回は、従来ずっと使われていたアイスブレイク用の「フィリピンクイズ」のパワーポイントデータに、私が今まで何度かフィリピンにホームステイしたり、BFPとして訪れたりしたりしたときに撮った写真を組み合わせ、フィリピンについての知識をより深く理解してもらえるよう工夫してみました。そのPPTを使うことはもちろん、ワークショップ授業自体わたしには初めてのことで、アイスブレイク担当の私はひやひやでした…。

なんとかアイスブレイクで学生の皆さんの関心を集めることができたかな?というときに、石黒さんにバトンタッチし、石黒さんが授業の中心部分を担当してくださいました。

ビデオを見て、ワークシートに自分が考えたことを書いてもらいながらグループ討議。

皆さんが本当に真剣にビデオを見て、グループ討議を行ってくれて、とても嬉しかったです。

また、由美子さんが途中で慰安婦の話を織り交ぜてくださり、慰安婦問題に関心を示した学生さんも少なくありませんでした。

各グループではレベルの高い活発な意見交換がされていて、私たちもハッと気づかされる意見がたくさん出ていました。

 

・「天皇万歳」と言ってなくなる兵隊がほとんどいなかったというのは意外だった。

・慰安婦の方に取材した映像も見たい。

・聞き手の存在が大切だが、戦後70年以上たって当時と同じ思いを共有することが難しくなっている。

・戦争は過去のことだが、怒りや無念は伝えていかなくてはならない。先に進むために、許しとのバランスも大切だ。

・「聞く人がいない」という言葉に対して、語られない事実があることは聞かない側に責任があることを実感した。そして伝えていく義務があると実感した。

・日本軍の残虐な行為を知らない世代としての私たちにとってワークショップの意義があった。

・日本と米露のような、日本が被害者としてあった面も存在するので、そのような国と被害者として交流を持つことも必要なことではないか?

・最近の戦争を扱ったフィクションは映像がきれいだったり登場人物がかっこよかったり、お話が美化されていたりと、戦争の認識のうえで危険な面があると意識すべきだ。

・ビデオの内容を学校の授業で触れることは少ない。自主的に知ろうとしないと学ぶ機会がないのはおかしい。

・本当にフィリピンでの日本の行動がないことの重大さを感じた。

・(日本兵が)自分のしたことを真正面から思い出して話すのは大切な家族には大切だからこそなおさら不可能だ

・BFPの活動を聞いて、被害者・加害者という枠を超えてお互いの言葉を聞き、感じることが大切なのではないかと思った。

・メディアで伝えられる戦争はあくまで被害者側で、加害者である面があまり出されていないという事実を初めて実感として認識した。

 

たくさんの貴重な意見が出ていて、載せきれません。

今回改めて思ったのは、「伝えること」そして「境界を超えること」。

こうしてワークショップを通して「伝える」活動をするのは初めてでしたが、中には涙をにじませながら聞いてくれた学生さんもいらっしゃって、一生懸命「伝えれ」ば、「伝わる」のだと思いました。その印象の大きさの大小は問題ではなくて、今回の授業で出会った学生さんたちの心に少しでも残っていてくれれば十分だな、と思いました。

 

加害者/被害者という枠(境界)を超えてお互いの言葉を聞く、という意見が出ていましたが、私も本当にそう思います。そして、私は「戦争を知る世代」と「戦争を知らない世代」の境界も越えなければならないと思います。私たちがこうして戦争経験を被害・加害と多角的に知っていきながら、同時に後世に伝えていく義務もある。それには、「戦争を知らない」と居直らず、話を聞くことでその戦争を遠いむかしの出来事だと思わないこと。そういう意味での「境界を超える」ことも大切なのかな、と思います。

 

長くなってしまいましたが、早稲田大学の学生さん、ありがとうございました。

そして私たちブリッジ・フォー・ピースを授業に招いてくださった豊田真穂先生、学生メンバーによる授業ということで至らない点も多々ありましたが、私たちもとても良い経験ができたと思います。本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

| BFP日々の出来事 | 18:57 | comments(0) | - | pookmark |
12/4 現役大学生が企画する「過去の戦争から未来を考えるワークショップ」@立教大学

立派な二つのクリスマスツリーが出迎えてくれた立教大学。
模試があり、多くの学生が行き交う中で「過去の戦争から未来を考えるワークショップ」のために、BFP会員含め20人以上の参加者が集まってくれました。
この企画をすることになったきっかけは9月に永眠されたBFP会員であり元少年兵の猪熊徳郎さんの願いでした。数々の貴重な証言を残してくださった猪熊さんは「二度と戦争が繰り返されないために、若い世代にこそ知ってもらいたい」と仰ってくれていました。その意思を継ぐため、BFPの学生が若い世代を対象としたワークショップを開くこととなりました。その願いの通り、沢山の若い世代の方たちが足を運んでくださり、充実したワークショップにすることができました。

自己紹介やアイスブレークが終わった後は忙しい中駆けつけてくださった猪熊さんの息子様から少しの時間お話を頂きました。「父の思いを組む若い世代にこれから頑張ってもらいたい」というメッセージに、もっと頑張らなくてはと強く思いました。

その後は加害を与えた元兵士の思いが詰まっている「元日本軍兵士の心の澱」を観てもらい、ワークシートに沿った意見交換をしてもらいました。

 

アイスブレークで場の雰囲気を和ませる西川君!

 

○「元日本軍兵士の心の澱」を観て、ワークシートに沿った意見交換での意見

質問1:もしあなたが元日本兵であったら、戦争体験を話すべきだと思いますか?また、話せると思いますか?理由も含めて答えてください。

・話すべきではあるが話せる自信がない。ビデオであったように、ほかの人からはいい夫でありたいしいい家族でありたい。

・話せる自信はない。今話せている人は他の人からの目線よりも「戦争は二度と起こしてはいけない」という思いのほうが強い人。

・元日本兵という立場がどうしても想像できないが、私たちの立場としては話して欲しい。

・話すべきだと思うが、話せるか問われると即答は難しい。思い出すだけで心の中がぐちゃぐちゃになって罪悪感や後悔、悲しみや辛さでいっぱいになる。そんなことができてしまった自分への怒り、自分を変えた国への怒りがある。

 

質問2:もしあなたが元日本兵であったら、約30年後の戦後100年、どのような世の中になることを望むと思いますか?

・世界から武器や兵器がなくなり、戦争のない世界を望みます。過去の歴史から、元兵士の公開や辛い涙から学び、平和に解決していける世界になってほしい。

・自らが体験したようなことが二度とない世界。

・ほぼすべての人が戦争の悲惨さ、残酷さを知る世界

・戦争の記録が人の語りと映像によって受け継がれていってほしい。

・平和を人々がつくりだしていける、つくりだし続けられる世の中であるように。

 

「元日本軍兵士の心の澱」を上映する金子さん!

 

「元日本軍兵士の心の澱」を観て、休憩をはさんだ後には、いつもBFPで流している映像を見てもらい、ワークにそった意見交換。

○被害と加害双方の体験の映像を観て、ワークシートに沿った意見交換での意見

 

質問1:もしあなたが日本から侵略戦争の被害を受けたフィリピン人の立場であったら、今の日本に対してどのような感情を持つと思いますか?

・日本人がかつてフィリピンで何をしたか、それを今の日本人はどれくらい知っているか問いただしたい。

・日本への怒りや憎しみと同時に、生活の中に日本がある戸惑い。日本人に罪の意識があるのか、日本の若者が知らないことへのやるせなさ。

・日本人は当事者意識を持っているのかという疑惑。

・ビデオの方々のように前に進めるかがわからない。

・日本人が加害の事実を学んでいないことに対して非常に残念に思う。

 

質問2:もしあなたが日本から侵略戦争の被害を受けたフィリピン人の立場であったら、どんな未来を望み、今の日本の若者にどんな行動をしてほしいと思いますか?

・もう二度と武器を持ってフィリピンの土を踏まないでほしい。かつ、過去のことを知ってほしい。

・過去の戦争の実相についてきちんと知ってほしい。歴史から学び、戦争のない世界に向かってほしい。

・フィリピン人の視点も含め、戦争の記憶・記録の継承。歴史が繰り返されぬよう国際理解、またはそれに興味をもつこと。

・過去に行ったことを忘れてほしくない。話し合いなどで気持ちを橋渡し。

 

BFP映像を流す石黒!

 

話し合いをうま〜くまとめる杉原さん!

 

最後は、このワークショップを通してどのような未来であってほしいか、または自分がどんなことをしたいかをパネルに書き、みなさんに決意してもらいました!

 

・西川君の感想

同じ世代の多くの方々に足を運んでいただいたことが何より嬉しかったです。改めて、私たちにできることはなにかを考えることができた有意義な時間でした。ありがとうございました。

・金子さんの感想

同世代から大人まで、幅広い年齢層と様々な経験を持つ人たちでの討議で、たくさんの意見が交換できて実りあるものになったと実感しています。ワークショップを企画する立場でありましたが、学ぶものがたくさんあり、自分の勉強不足をひしひしと感じ刺激をたくさんもらいました。
今回のワークショップが、皆で最後に「決意パネル」に描いた未来を実現できるためのきっかけになっていたらと願うばかりです。
ありがとうございました。

・杉原さんの感想

ワークショップのテーマは重いものではありましたが、楽しかったというのが一番の感想です。
普段交流することのないような人と未来志向で戦争について意見交換することができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
| BFP日々の出来事 | 23:27 | comments(0) | - | pookmark |
CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< April 2017 >>
LINKS
RECOMMEND
私たちが戦後の責任を受けとめる30の視点
私たちが戦後の責任を受けとめる30の視点 (JUGEMレビュー »)

BFPとしても2章書かせて頂いています。ご覧頂けると嬉しいです。
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
PROFILE