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愛知県岡崎市にて、BFPワークショップ
先日の土曜日、愛知県岡崎市の Global Studies Cafeにてドキュメンタリー映画「こるはの独唱」を上映しました。

聞き覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。そう、東京でも一度このドキュメンタリーの上映ワークショップを開催したのでした。

全編を拝見できなかった私の希望により、岡崎市で開催する運びとなりました。集まってくださったのは、5名!出演者の中林敦子さんを囲んで少人数ながら、とても有意義な時間を持つ事ができました。


参加者の一人がFacebook に感想をあげてくださっていたので、内容の紹介も兼ねてご紹介します。

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岡崎のGlobal Studies Cafe で映画「こるはの独唱」を観る。戦中の一人の若者の生きざまをたどるドキュメントだ。

音大で学びながら評価の高いオペラを作曲するものの、未完のまま学徒出陣でフィリピンに出征した村野弘二。終戦直後に現地で拳銃自決する。映画は関係者への取材や資料調査により、その実像に迫ろうとする。当時の主人公と同世代の学生による卒業制作だ。

この日は、村野の姪で作中にも登場する中林敦子さんも参加。上映後の議論で主人公の生き方や背景、制作した学生の思いなどについてさまざまな意見が交わされた。貴重な情報を惜しみなく伝えてくれる中林さんの参加は、議論に一層の広がりと深みを与えてくれた。
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今後も岡崎ではドキュメンタリー映画の上映などを積極的に行っていきたいと思います。次回は10/27(土)を予定しています!
| イベントのお知らせ&レポート | 21:07 | comments(0) | - | pookmark |
ニューギニア西部ビアク島・武内満多男さん取材報告 

武内満多男(またお)さんは1925年(昭和元年=大正15年)生まれで

現在93歳、お孫さんからご連絡をいただき、
8月19日に石黒さんと東京・練馬区で体験をお聞かせいただきました。

武内さんは大工さんをしていたというだけあって立派な体躯、にこやかな表情で

終始穏やかに話される方で「ジャングルでサバイバル生活をしていた」ことなど

全く想像できない、平和が誰よりも似合う方でした。

5人兄弟の末っ子で、お兄さんたちもそれぞれシベリア一人、中国へ2人、

ハルマヘラ島へ一人行っていたが、幸運にも皆さん無事に戻られたそうです。

 

 

武内さんは大工さんだったので、軍属として船の修理などをしていた

1944年19歳の時に、徴兵され、漁船を改造した輸送船で、ニューギニア西部

のビアク島に向かう途中、四国沖で魚雷にやられ、海軍の航空隊に救助されました。

一旦貨車で横須賀に戻り、今度は1万トンの石炭船(なんと薪を積んでいた)で、

フィリピンのマニラ→ダバオ(ミンダナオ島)経由で、ハルマヘラ島に到着、

その後ようやくビアク島に着いたと言います。

この時期は「もう船もボロボロで、何もない。四国沖やバシー海峡(台湾と

フィリピン沖)などには、アメリカの潜水艦がウヨウヨしていた、危なくて

しようがなかった、船は魚雷を避けるためにジグザグ航行を繰り返していた」

そうで、長く危険極まりない航海に、若い兵士たちはどんな思いでいたかと

心配になりました。

現地では、武内さんは工兵隊だったので、もっぱら兵舎や飛行場を造っていた

そうです。

 

ビアク島は北のアッツ島とならぶ、激戦地として知られています。

しかし武内さんは工兵隊(第202設営隊)だったため、直接の戦闘経験はありません

でした。戦うための武器さえほとんどなかったそうです。中国人やインドネシア人の

クーリーたちが(飛行場づくりのために)たくさん働いていたといいます。

敗戦を知ったのは8月17日、米軍の捕虜になってからも食料は乏しく、1年間も

帰還する船が来なかったので、トウモロコシやタピオカばかりを食べる自給自足の

生活でした。


【石黒さんの感想】

武内さんは当時から、戦争は愚かなことだと認知しており、敗戦の知らせがくると

「これで世界平和がくる」と喜んだそうです。当時から戦争の愚かさをわかって

いる人はたくさんいたと言っており、それでも口に出せない雰囲気、言論の自由が

許されない時代というのは恐ろしいなと思いました。

 

【お孫さんからのメッセージ】
祖父は太平洋戦争からの帰還者で、19歳の時に兵士として戦地に赴き、
東南アジアのジャングルでサバイバル生活をしたのち、終戦時に捕虜となり帰国

しました。
祖父が取時の生活や想いなどとても良く記憶していることに驚かされるとともに、

それほど強烈な体験だったことになんとも言えない気持ちになります。祖父も今は

元気ですが、高齢故、いつ何があるかわかりません。私たち孫だけでなく、もっと

多くの方に祖父の体験や想いを知っていただき、私と同じように今の環境のありがたさや

平和について考えるきっかけとなってもらえたらと思います。

 

■大変貴重な体験をお話しくださった武内さん、またBFPにご連絡くださったご家族の方、

ありがとうございました!

この体験を皆さんに伝えていきたいと強く思いました。(斉藤由美子)

 

| BFP日々の出来事 | 18:40 | comments(0) | - | pookmark |
芦屋の中学校でのワークショップ授業
芦屋の中学校でワークショップ授業。早朝に出て4コマ連続とハードでしたが、大学生の会員さんに助けてもらい、そして何より意欲のある生徒さん達に勇気付けられて無事に終えました。

若い世代は未来の希望です。
元兵士の方々の言葉を覚えて感想に書いてくれる生徒さんが沢山いて、すでに他界された方々もさぞかし喜んでおられるだろうなぁと嬉しくなりました。

「映像に撮っておいてもらえれば、その分自分が長生きしたことになる!」
そう言って快く取材に応じてくださった方のお顔が浮かびます。

伝え続けてゆくこと。
「過去の戦争を知り、未来のかたちを考えるきっかけをつくる」こと。
ずっと大切にしていきたいです。

このような機会を与えてくださる学校関係者の皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。N先生、K中学校関係者の皆様、誠にありがとうございました。
| イベントのお知らせ&レポート | 14:49 | comments(0) | - | pookmark |
ピースボートさん主催イベントに登壇します!

暑さも和らいで来ました。

いかがお過ごしでしょうか?

 

今回は東京でのイベントのお知らせです。

国際交流NGOピースボート(http://peaceboat.org/home.html)さんに

お招きいただき、BFP理事の畑江奈つ希が登壇します。

 

この機会に、フィリピン戦の歴史をどのように

受け継いでいくか、考えていきませんか?

 

💫戦争の記憶、どう継いでいく?💫

〜過去の戦争を知り、未来のかたちを考えるワークショップ〜

 

日時:2018年9月19日(水)19:00〜20:30(会場18:30)

場所:ピースボートとうきょう(新宿区高田馬場3-13-1-B1)

 

ご予約はこちらから
👉http://peaceboat.org/24197.html

 

 

| イベントのお知らせ&レポート | 11:38 | comments(0) | - | pookmark |
家族と戦争ー岡崎市で複数のドキュメンタリー映画を上映予定!

こんにちは!

 

9月に入って少し涼しくなってきましたね。

BFPは東京と愛知に拠点がありますが、後者の岡崎市では秋に複数のドキュメンタリー映画の上映を予定しています。 第一弾となる今月は、以前東京でも上映し好評だった「こるはの独唱」を上映します。

 

しかも、出演者の中林敦子さんが、わざわざお越しくださいます。お近くの方は、ぜひお出かけください!

 

★ドキュメンタリー映画「こるはの独唱」上映ワークショップ 

〜フィリピン・ルソン島で自決した音楽学徒・村野弘二をめぐって〜

 

日時:2018年9月22日(土)16:00〜18:00
場所:Global Studies Cafe(愛知県岡崎市康生通東1-23)

会費:学生500円・一般1500円(ドリンク込み)

お申し込みは コチラ

 

東京音楽学校(現・芸大)で作曲を学び、オペラ『白狐』を作曲、傑作と周囲から認められつつも、未完のまま学徒出陣でフィリピンに出征した音楽学生・村野弘二さん。敗戦を知らずに1945年8月21日、ルソン島で拳銃自決し22歳の人生を閉じました。 村野さんの姪・中林敦子さんが、この度わざわざ岡崎に来てくださることになりました!上映後にお話を伺います。

 

お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

| イベントのお知らせ&レポート | 16:13 | comments(0) | - | pookmark |
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