NPO法人ブリッジ・フォー・ピース(BFP)の公式blogです。
ここに記載される会員もしくは参加者の見方や考え方は、必ずしもBFPを代表するものではありません。
個人の自由な想いを尊重して運営しています。
Copyright(C) 2005-2015 Bridge for Peace All rights reserved.

神戸の中学校で授業を担当させて頂きました!
6年前から継続してご依頼くださっている、神戸の学校に今年も呼んで頂きました。毎回、感性の良い学生さん達との時間となり、楽しみな時間です。


今年も中学2年生のクラスを、全4コマ担当させて頂きました。


ビデオメッセージを見てもらった後、ディスカッションです。日頃から様々な国際問題に積極的に取り組んでいる学校ということもあり、意見交換も活発です。




もし今が戦時中だったら、少年兵として赴く生徒さんがいるかもしれない、という年齢の彼ら。少しでも感じ取り、心に残るものがあればと、戦争体験者の方々の思いをお届けしました。

「過去の戦争を知り、未来の形を考えるきっかけ」になれば幸いです。生徒の皆さん、N先生をはじめとする関係者の皆様、本当にありがとうございました。
| BFP日々の出来事 | 14:23 | comments(0) | - | pookmark |
国際会議に出席しました!
韓国・高麗大学で開催された歴史NGOフォーラムにBFPが招待され、代表の神直子と理事の浅川和也が出席しました。


さまざまなプログラムが同時開催されましたが、「対話」のワークショップでBFPの紹介をしたところ、ペアになった韓国人大学教授が涙を浮かべる場面も。


まさに「対話」の重要性を実感しました。

他にも、今後の会議の方向性について議論がなされ、これまでは過去の出来事に関する研究や議論が多かったけれど、未来志向で共通の夢ー「平和」に向かって具体的な歩みを進めていこうと前向きな話がなされました。


これまでも様々な会議にBFPは出席していますが、今後も連携を深めながら、日本でできることをやっていきたいと改めて実感しています。
| BFP日々の出来事 | 12:42 | comments(0) | - | pookmark |
三宅信雄さんの取材報告 (広島で被爆、当時16歳)
2017年6月18日、斉藤由美子さんと、16歳の時に広島市で被爆された三宅信雄さん(88歳)のご自宅を訪問し、取材をさせていただいた。

三宅さんは、爆心から1.8キロメートルの市電の中で被爆した。幸いご家族も全員無事でしたが、広島の高校を卒業するとすぐに東京に引っ越した。「広島から逃げる生活だった。」と三宅さんは語る。原爆という強大な暴力によって、故郷に地獄を見るという経験はどんなものだったのだろう。そして、故郷から逃れたい、忘れてしまいたいという、気持ちはどんなものだったのだろうと想像すると、本当に胸が苦しくなった。




 三宅さんは、原爆投下直後に見た生々しい光景を、身振り手振りを交えながら語ってくださった。
 火の手から逃れるように、うめきながら皆が川を目指した。それは地獄だった。腕を胴にくっつけると痛いから、二の腕を胴から離し、肘から下は前面に出す。それこそ幽霊のように。
 当時のことを話す三宅さんの表情は、厳しく、そして悲しかった。
わたしはこのときの三宅さんの表情と、この光景が頭にこびりついて、取材を終えて2週間経た今も忘れられない。



三宅さんが乗っていた電車
(混んでいて一番後ろに乗っていて飛び降りたので、助かった)

 三宅さんはさらに、被爆体験を敗戦後すぐには語ることができなかったという。GHQによって、原爆について語られることが強く取り締まられたからでもあるが、自分が「被爆者」だと言うことで、差別的な視線を向けられることを恐れたから、ということも理由のひとつであった。自分の体内で何が起こっているのか知りたくても、当時は国民皆保険ではなかったので、医者にも行けなかった。

 わたしは、「同じ日本人でありながら被爆した人々に差別的な目を向ける人を恨む気持ちにはならなかったのか」と聞いた。すると、「彼らを責めるわけにはいかない。彼らにもそういう気持ちになる事情があったのだ。逃げるより仕方がない。」と、静かに答えてくださった。



三宅さんは、現代社会を「監視社会になりつつある」と危惧していた。そして、世論がいまだにそういった社会に対して危機感を持っていない人の方が多いと指摘する。私たち若い世代に対しては、就職や、恋愛などの自分の人生のことだけで頭がいっぱいになってしまうのではなく、もっと広い視野を持って、「自分はどんな社会に生きているのか」「権力にだまされてはいないか」など目先のこと以外のことも考えて欲しい、と仰っていた。

 例えば、共謀罪が可決されるなど、時勢はどんどん怪しくなっている。治安維持法が制定された当初からすぐに「悪法」であって、大勢の人を検挙していたわけではなく、徐々に拡大して「悪法」になったのと同じように、今回の共謀罪も思想的な縛りを拡大していく恐れがある。それはすぐに猛威をふるうのではなく、私たちの世代の子どもや孫の時代に、戦前のような空気を作り出してしまうかもしれない。そんなふうに未来のことも考えることで、戦争のない世界をつくることの小さな一歩になるのかもしれない。

 三宅さんのお話を聞いて、私たちの目先のことばかりではなく、何十年後の未来まで考えていこう、それを続けていこう、そしてそれを同年代と活発に語り合えるような社会にしよう、と強く思った。

 三宅さんのお話は、原爆投下直後の生々しさ、凄惨さには心が震え、その晩はずっとそのことを考えて眠れなかった。しかし、アメリカでは原爆投下に対して肯定的である人が50%以上いる。アメリカと日本では、原爆投下に対する見解はまだまだ隔たりが大きい。しかし、まさにその原爆投下に対する見解、さらには戦争の記憶が重ね合わされ、「立体的に捉えられる」ものになればと、心から願ってやまない。

三宅さん、貴重なお話を語ってくださり、本当にありがとうございました。
(金子聖奈)

★★三宅さんは東京の被爆者団体「東友会」の事務局長をされたこともあり、2015年にはピースボートの「おりづるプロジェクト」で世界の各地を回ってで証言を続けてこられました。
以下のサイトでその様子が見られます。
記録ドキュメンタリー映像 "I Was Her Age"「過去と今の対話」(ピースボート)
https://vimeo.com/137809836



| BFP日々の出来事 | 23:38 | comments(0) | - | pookmark |
沖縄戦ワークショップを開催しました!
今日は愛知県岡崎市のGlobal Studies Cafeにて、沖縄戦のワークショップを開催しました!

冒頭はBFPらしく、アイスブレーキングから。沖縄戦に関するクイズを8つ。参加者の皆さんに考えて頂き、基礎知識を頭に入れました。


その後、地図を見ながら参加者同士、沖縄戦の経過を確認。


そして、ビデオ・メッセージの上映へ。


BFPのミッションは「過去の戦争を知り、未来のかたちを考えるきっかけをつくる」こと。今回は、先日沖縄へ行って来られた稲垣さんから現地の様子を写真入りで伺いました。


沖縄戦から現代に至る問題まで、様々な視点を参加者に投げかけてくださいました。

ワークショップ終了後も、来店したカフェのお客様も交えて話しは尽きず、夕方まで!

こういう場の重要性を改めて認識する一日となりました。ご参加くださった皆さん、話題を提供してくださった稲垣さん、映像を撮りためてくださった東京メンバーの山地さん、本当にありがとうございました。
| イベントのお知らせ&レポート | 21:58 | comments(0) | - | pookmark |
BFPフィリピン・ツアー2017
2月に実施した、BFPフィリピン・ツアーのレポートです。
今年は、長年夢見ていたプロジェクトが、大きな一歩を踏み出すことが
できました。ぜひ参加者3人のレポートから、それらも感じ取って頂け
たら幸いです。


着実に交流が根付いているのを実感(淺川和也)
ただ感じるだけでなく、もっと深く考えて向き合うフィリピン(金子聖奈)
戦争という「現実」に触れて(大学生S.S)
| フィリピン訪問レポート | 17:26 | comments(0) | - | pookmark |
CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>
LINKS
RECOMMEND
私たちが戦後の責任を受けとめる30の視点
私たちが戦後の責任を受けとめる30の視点 (JUGEMレビュー »)

BFPとしても2章書かせて頂いています。ご覧頂けると嬉しいです。
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
PROFILE