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猪熊さんに背中を押されて〜「うたがたりコンサート」@北区
専修大学でのワークショップに来てくださっている栗田由起子さんから
お手紙をいただきました。

「猪熊さんのお話を聴いて、来月のコンサートで『別れのブルース』を歌うこと
にしました。
戦時中、淡谷のり子さんが慰問先でリクエストされた曲は『別れのブルース』や
『雨のブルース』で、軍歌ではなかったそうです。また淡谷さんが少年兵の前で
歌った時、歌っているときは泣かないことをポリシーにしていたけれども、
泣かずにはいられなかったというエピソードも残っています。

猪熊さんのお話を聞けたことで、少年兵の無念さや辛さを知りました。
最近は、別れのブルースは当時の人の心を伝えるのにふさわしいと思うように
なりました。

小さなことかもしれませんが、私も伝えるきっかけを作りたいと思っています。
このような気持ちになったのも猪熊さんのお話やブリッジ・フォー・ピースの
活動のおかげです。今後も応援し参加していきます。」



栗田由起子さん(左)と友人たち

秋冷の11月18日に小さいけれど、すてきな「うたがたりコンサート」を開き、
猪熊さんと少年兵たちについて語り、歌い、心にしみいる時間になりました。
栗田さん、ありがとうございました。
(斉藤由美子)
| BFP日々の出来事 | 17:47 | comments(0) | - | pookmark |
11/10ワークショップ授業@早稲田大学

ブログでのご報告が遅くなってしまいましたが、11月10日(木)に早稲田大学でワークショップ授業を行いました。

参加したのは、数々のワークショップをこなしてきた斉藤由美子さんと、学生メンバーの頼れる先輩、石黒秀明さん、そして私、金子聖奈です。

 

今回は、従来ずっと使われていたアイスブレイク用の「フィリピンクイズ」のパワーポイントデータに、私が今まで何度かフィリピンにホームステイしたり、BFPとして訪れたりしたりしたときに撮った写真を組み合わせ、フィリピンについての知識をより深く理解してもらえるよう工夫してみました。そのPPTを使うことはもちろん、ワークショップ授業自体わたしには初めてのことで、アイスブレイク担当の私はひやひやでした…。

なんとかアイスブレイクで学生の皆さんの関心を集めることができたかな?というときに、石黒さんにバトンタッチし、石黒さんが授業の中心部分を担当してくださいました。

ビデオを見て、ワークシートに自分が考えたことを書いてもらいながらグループ討議。

皆さんが本当に真剣にビデオを見て、グループ討議を行ってくれて、とても嬉しかったです。

また、由美子さんが途中で慰安婦の話を織り交ぜてくださり、慰安婦問題に関心を示した学生さんも少なくありませんでした。

各グループではレベルの高い活発な意見交換がされていて、私たちもハッと気づかされる意見がたくさん出ていました。

 

・「天皇万歳」と言ってなくなる兵隊がほとんどいなかったというのは意外だった。

・慰安婦の方に取材した映像も見たい。

・聞き手の存在が大切だが、戦後70年以上たって当時と同じ思いを共有することが難しくなっている。

・戦争は過去のことだが、怒りや無念は伝えていかなくてはならない。先に進むために、許しとのバランスも大切だ。

・「聞く人がいない」という言葉に対して、語られない事実があることは聞かない側に責任があることを実感した。そして伝えていく義務があると実感した。

・日本軍の残虐な行為を知らない世代としての私たちにとってワークショップの意義があった。

・日本と米露のような、日本が被害者としてあった面も存在するので、そのような国と被害者として交流を持つことも必要なことではないか?

・最近の戦争を扱ったフィクションは映像がきれいだったり登場人物がかっこよかったり、お話が美化されていたりと、戦争の認識のうえで危険な面があると意識すべきだ。

・ビデオの内容を学校の授業で触れることは少ない。自主的に知ろうとしないと学ぶ機会がないのはおかしい。

・本当にフィリピンでの日本の行動がないことの重大さを感じた。

・(日本兵が)自分のしたことを真正面から思い出して話すのは大切な家族には大切だからこそなおさら不可能だ

・BFPの活動を聞いて、被害者・加害者という枠を超えてお互いの言葉を聞き、感じることが大切なのではないかと思った。

・メディアで伝えられる戦争はあくまで被害者側で、加害者である面があまり出されていないという事実を初めて実感として認識した。

 

たくさんの貴重な意見が出ていて、載せきれません。

今回改めて思ったのは、「伝えること」そして「境界を超えること」。

こうしてワークショップを通して「伝える」活動をするのは初めてでしたが、中には涙をにじませながら聞いてくれた学生さんもいらっしゃって、一生懸命「伝えれ」ば、「伝わる」のだと思いました。その印象の大きさの大小は問題ではなくて、今回の授業で出会った学生さんたちの心に少しでも残っていてくれれば十分だな、と思いました。

 

加害者/被害者という枠(境界)を超えてお互いの言葉を聞く、という意見が出ていましたが、私も本当にそう思います。そして、私は「戦争を知る世代」と「戦争を知らない世代」の境界も越えなければならないと思います。私たちがこうして戦争経験を被害・加害と多角的に知っていきながら、同時に後世に伝えていく義務もある。それには、「戦争を知らない」と居直らず、話を聞くことでその戦争を遠いむかしの出来事だと思わないこと。そういう意味での「境界を超える」ことも大切なのかな、と思います。

 

長くなってしまいましたが、早稲田大学の学生さん、ありがとうございました。

そして私たちブリッジ・フォー・ピースを授業に招いてくださった豊田真穂先生、学生メンバーによる授業ということで至らない点も多々ありましたが、私たちもとても良い経験ができたと思います。本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

| BFP日々の出来事 | 18:57 | comments(0) | - | pookmark |
12/4 現役大学生が企画する「過去の戦争から未来を考えるワークショップ」@立教大学

立派な二つのクリスマスツリーが出迎えてくれた立教大学。
模試があり、多くの学生が行き交う中で「過去の戦争から未来を考えるワークショップ」のために、BFP会員含め20人以上の参加者が集まってくれました。
この企画をすることになったきっかけは9月に永眠されたBFP会員であり元少年兵の猪熊徳郎さんの願いでした。数々の貴重な証言を残してくださった猪熊さんは「二度と戦争が繰り返されないために、若い世代にこそ知ってもらいたい」と仰ってくれていました。その意思を継ぐため、BFPの学生が若い世代を対象としたワークショップを開くこととなりました。その願いの通り、沢山の若い世代の方たちが足を運んでくださり、充実したワークショップにすることができました。

自己紹介やアイスブレークが終わった後は忙しい中駆けつけてくださった猪熊さんの息子様から少しの時間お話を頂きました。「父の思いを組む若い世代にこれから頑張ってもらいたい」というメッセージに、もっと頑張らなくてはと強く思いました。

その後は加害を与えた元兵士の思いが詰まっている「元日本軍兵士の心の澱」を観てもらい、ワークシートに沿った意見交換をしてもらいました。

 

アイスブレークで場の雰囲気を和ませる西川君!

 

○「元日本軍兵士の心の澱」を観て、ワークシートに沿った意見交換での意見

質問1:もしあなたが元日本兵であったら、戦争体験を話すべきだと思いますか?また、話せると思いますか?理由も含めて答えてください。

・話すべきではあるが話せる自信がない。ビデオであったように、ほかの人からはいい夫でありたいしいい家族でありたい。

・話せる自信はない。今話せている人は他の人からの目線よりも「戦争は二度と起こしてはいけない」という思いのほうが強い人。

・元日本兵という立場がどうしても想像できないが、私たちの立場としては話して欲しい。

・話すべきだと思うが、話せるか問われると即答は難しい。思い出すだけで心の中がぐちゃぐちゃになって罪悪感や後悔、悲しみや辛さでいっぱいになる。そんなことができてしまった自分への怒り、自分を変えた国への怒りがある。

 

質問2:もしあなたが元日本兵であったら、約30年後の戦後100年、どのような世の中になることを望むと思いますか?

・世界から武器や兵器がなくなり、戦争のない世界を望みます。過去の歴史から、元兵士の公開や辛い涙から学び、平和に解決していける世界になってほしい。

・自らが体験したようなことが二度とない世界。

・ほぼすべての人が戦争の悲惨さ、残酷さを知る世界

・戦争の記録が人の語りと映像によって受け継がれていってほしい。

・平和を人々がつくりだしていける、つくりだし続けられる世の中であるように。

 

「元日本軍兵士の心の澱」を上映する金子さん!

 

「元日本軍兵士の心の澱」を観て、休憩をはさんだ後には、いつもBFPで流している映像を見てもらい、ワークにそった意見交換。

○被害と加害双方の体験の映像を観て、ワークシートに沿った意見交換での意見

 

質問1:もしあなたが日本から侵略戦争の被害を受けたフィリピン人の立場であったら、今の日本に対してどのような感情を持つと思いますか?

・日本人がかつてフィリピンで何をしたか、それを今の日本人はどれくらい知っているか問いただしたい。

・日本への怒りや憎しみと同時に、生活の中に日本がある戸惑い。日本人に罪の意識があるのか、日本の若者が知らないことへのやるせなさ。

・日本人は当事者意識を持っているのかという疑惑。

・ビデオの方々のように前に進めるかがわからない。

・日本人が加害の事実を学んでいないことに対して非常に残念に思う。

 

質問2:もしあなたが日本から侵略戦争の被害を受けたフィリピン人の立場であったら、どんな未来を望み、今の日本の若者にどんな行動をしてほしいと思いますか?

・もう二度と武器を持ってフィリピンの土を踏まないでほしい。かつ、過去のことを知ってほしい。

・過去の戦争の実相についてきちんと知ってほしい。歴史から学び、戦争のない世界に向かってほしい。

・フィリピン人の視点も含め、戦争の記憶・記録の継承。歴史が繰り返されぬよう国際理解、またはそれに興味をもつこと。

・過去に行ったことを忘れてほしくない。話し合いなどで気持ちを橋渡し。

 

BFP映像を流す石黒!

 

話し合いをうま〜くまとめる杉原さん!

 

最後は、このワークショップを通してどのような未来であってほしいか、または自分がどんなことをしたいかをパネルに書き、みなさんに決意してもらいました!

 

・西川君の感想

同じ世代の多くの方々に足を運んでいただいたことが何より嬉しかったです。改めて、私たちにできることはなにかを考えることができた有意義な時間でした。ありがとうございました。

・金子さんの感想

同世代から大人まで、幅広い年齢層と様々な経験を持つ人たちでの討議で、たくさんの意見が交換できて実りあるものになったと実感しています。ワークショップを企画する立場でありましたが、学ぶものがたくさんあり、自分の勉強不足をひしひしと感じ刺激をたくさんもらいました。
今回のワークショップが、皆で最後に「決意パネル」に描いた未来を実現できるためのきっかけになっていたらと願うばかりです。
ありがとうございました。

・杉原さんの感想

ワークショップのテーマは重いものではありましたが、楽しかったというのが一番の感想です。
普段交流することのないような人と未来志向で戦争について意見交換することができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
| BFP日々の出来事 | 23:27 | comments(0) | - | pookmark |
現役大学生が企画する「過去の戦争から未来を考える」ワークショップ
 「戦争体験者のメッセージ記録とワークショップを通して過去と向き合う。未来に向けて、今私たちにできるのは…アジアと日本、若者と戦争を知る世代をつなぎ、懸け橋を築いていくこと。」

これは、私たちブリッジ・フォー・ピースのミッションであり、創設以来、活動の根本に流れていた私たちの思いです。この思いは、創設者の神直子さんから生まれ、さまざまな活動を通して90代から下は10代まで、ブリッジ・フォー・ピースに関わってきた沢山の人々の中に伝播し、脈々と息づいています。

先日、BFPでも大変お世話になり、元少年兵として数々の貴重な証言を私たちに残してくださった猪熊得郎さんが永眠されました。大変悲しいお知らせでした。そこで、猪熊さんの追悼とともに、「戦争を知る世代」から「戦争を知らない世代」へとバトンを受け継ぐために、若い世代が何かできないだろうか、と考え、「現役大学生が企画する『過去の戦争から未来を考える』BFPワークショップ」を開催することになりました。



私たち大学生メンバーでのビデオを中心としたワークショップとなっており、未来を担う学生の視点から過去を見つめ未来を考えていく充実した内容を企画しております。BFPの活動として、実際にフィリピンで戦争経験者の皆様からお話を聞いた大学生も参加します。皆で語り合い、よい未来を創るためのスタート地点にしませんか。もちろん、学生以外の一般の方のご参加もお待ちしております。経験豊富な皆様のお話を聞けて、学生にとっても貴重な機会にもなるのではないでしょうか。

日 時:12月4日(日) 13時30分〜16時
場 所:立教大学池袋キャンパス(東京都豊島区西池袋3-34-1)
    9号館地下 B01教室
参加費:学生500円  一般1000円
主 催:NPO法人ブリッジ・フォー・ピース

詳細&お申し込みはコチラ


| イベントのお知らせ&レポート | 22:14 | comments(0) | - | pookmark |
96歳の元学徒兵を囲むBFPワークショップ
BFPの支援者でもある岩井忠正さん(96才)は、戦争に疑問を持ちながらも学徒出陣で、「回天」そして「伏龍」という二つの「特攻」を体験し、紙一重の幸運で生き残ることができた方です。

当時の教育について、そして今また、あの戦争の時代につながる空気に危機感を感じると話しておられます。
車椅子ですが、とてもお元気な岩井さんの体験を聴き、語り合いませんか。
ご参加お待ちしています。

日時: 2016年11月20日(日) 13:30〜16:00
会場: JICA 地球ひろば 202A 会議室
https://www.jica.go.jp/hiroba/about/map/index.html
(*東京メトロ有楽町線市ヶ谷駅から出口6番のDNP(大日本印刷)脇から保険会館方向へ歩くと、坂道がゆるやかで楽です)

内容: ビデオの上映、岩井さんの体験談と交流

参加費: 一般1000円 学生500円

お申し込みはこちら
http://bridgeforpeace.jp/primary/20161120/


| イベントのお知らせ&レポート | 22:38 | comments(0) | - | pookmark |
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