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9/25 沖松信夫さんの戦争体験を聴くワークショップ @専修大学
真夏日に逆戻りしたような日曜日の昼下がり、専修大学神田キャンパスで
沖松信夫さん(91歳)の戦争体験をお聴きしました。

沖松さんは1925年、広島県呉市に生まれ、小学校へ入った年に日中戦争が始まり、
中学へ入学した年には盧溝橋事件、アジア太平洋戦争が始まった1941年に、
陸軍予科士官学校へ入学。戦争の時代とともに生きてきた世代です。
小学校の教育は徹底した皇国史観教育で、軍人になって、国のため、天皇のために
死ぬことが日本人として最高の生き方、死に方と教えられていました。

沖松さんは1945年 8 月15日に沖縄に集結するアメリカ艦隊への
体当たり出撃を命じられていました。当時20歳。ショックで眠れな
かったといいます。動く戦艦に突入して爆弾を落とすのは大変難しく
何度も突入訓練を繰り返しました。
前日の14日に突然中止命令が出て命拾いしましたが、あと1日戦争が長引いたら
なかった命でした。人の命を兵器にした非人道的作戦への怒りを込め、
体験を話し続けています。




【石黒さんの感想】

久しぶりのワークショップ参加、本日は沖松さんのお話を聞くことができました。
20人もの方が足を運んでくださり、全員で沖松さんの話に聞き入っていました。
特攻に行く予定だった前日の心境を聞き、やはり最後に思うのは天皇ではなく母のこと。
日常を過ごせるのが一番幸せだとのことでした。戦争で亡くなった全ての人に家族がいて、
母がいたと思うと、どれだけ多くの人を不幸にしたのだろうと胸が痛みました。
また、作文用紙の先生のコメントに、「前進せよ、陛下のために死ね」と書いてあり、
当時の狂った世の中の様子が伺えました。

このような事実は私達若い世代が必ず語り継いでいかなくてはならない、
そう強く思える1日でした。4人もの大学生が来てくれ、若い世代にも関心が高まっていると
感じました.



写真:沖松さんの小学校時代の作文

【参加者からの感想】

●もっとお話を聞きたい内容でした。
●「戦争と人権」の人権の部分をもっと知りたい。
●私の母は東京大空襲を逃げ延びた人です。母以外の生の戦争体験を聞かねばならないと
 強く思い参加しました。
●本日もお話ありがとうございました。今日、特に印象に残ったのは、沖松さんの
 中学生の頃の作文で、先生のコメントが「前進しろ、天皇のために死ね」という
コメントを残していたことでした。自由な考えを発言することができない時代、
社会であったことを感じ、とても怖く感じました。また、海軍で暴力が多かったと
いうことも意外でした。
 ドラマなどで陸軍の方が多いイメージがありました。

●貴重な機会を提供していただいてありがとうございました。軍人教育が実際に人々の中に
 浸透していたんだなと感じ、その教育がされていた証の作文を見せていただいて本当に
 驚きました。特攻隊になったとわかった時に最初に感じたことが母親の心配であったこと
 を聞き、いつの時代も親や家族の存在は偉大なんだなと思いました。



【写真】沖松さんが乗っていた「百式重爆撃機」(中島飛行機製作所製)
8人乗りだが、4名での出撃予定だった。

●本日は参加させていただきありがとうございました。戦争の体験という生の貴重な声を
 聞くことができ、来て良かったという思いで一杯です。年々、このような機会が少なく
 なってきていると感じているので、一回一回を大切にしていきたいと思っています。
 本や又聞きでは分からないことも多々あるので、今後も参加させていただきたいと
 考えています。ありがとうございました。

●皇国史観を精神的支柱にしたのが間違っていたというご意見が興味深かったです。
 ヒトラーと明治憲法が同じ生まれというのが大変興味深い。

●生の体験、感想を聞けて、興味を持って理解できた。皇国史観が間違いということ
 はよく理解できる。

●戦争体験者はどんどん少なくなっていく中、このような貴重な機会をいただき、
 ありがとうございました。大変勉強になりました。

★ご参加いただいた皆さま、
会場を提供してくださった専修大学の長谷川さん、ありがとうございました!
(斉藤由美子)


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